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数字のマジック

 裁判員制度。2009年5月までに始まるということで、最近新聞などで取り上げられることが多くなってきました。恥ずかしながら私もですが、「何故日本で裁判員制度を導入することになったのか」を理解していない国民の方も多いのではないでしょうか。

 賛否はともかくとして「他人事」ではすまないわけで、2005年度には3,629件の制度対象事件があったそうですから、ざっくりいうと1年で1万人に2人の確率で裁判員に選ばれることになります。80歳まで生きると仮定して、一生のうちに裁判員に1回任命される人の割合は100人に1人。みなさんはこの数字を多いと感じますか? 少ないと感じますか?

 裁判員制度に関してもう1つおもしろい数字があります。最近行なわれたアンケート結果の、報道機関による伝え方の違いです。元の数字は3分類です。
(1)裁判員に任命されても参加しない
(2)任命されたらやりたくないけど職責を果たす
(3)任命されたら積極的に職責を果たす

マスコミA:(1)と(2)を強調し、ネガティブな人は8割と報道
マスコミB:(2)と(3)を強調し、参加する人は6.5割と報道

 みなさんはどうお感じになりますか? ものを考える時に数字に置き換える、数字の見方を変えてみる――。そうすると違った世界が見えてくるかもしれません。

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